純正リビルトと一般リビルトは、どちらも使用済み部品を再生した製品です。 ただし、使用する補修部品、再生・検査の基準、不具合時の保証判定などに違いがあります。
この記事では、太田美品通商の取扱分類と販売経験をもとに、 品質・価格・保証の違いと、購入前に確認したいポイントを解説します。
当社の選び方
純正リビルトの設定があり、価格・納期などの条件が合う場合は、第一候補としておすすめしています。
一方、一般リビルトも重要な選択肢です。 実際に、当社で最も販売数が多いのは一般リビルトです。
純正リビルトと一般リビルトを比較
以下は、当社の取扱分類・販売経験に基づく比較です。 実際の仕様、価格、保証条件は商品ごとに確認してください。
| 比較項目 | 純正リビルト | 一般リビルト |
|---|---|---|
| 再生・供給の系統 | 純正部品メーカー系・自動車メーカー系 | リビルト専門メーカーなど |
| 補修に使用する部品 | 当社取扱品は純正パーツ | 製造元・商品により異なる |
| 再生・完成品検査 | 各メーカーの基準に基づく | 各リビルトメーカーの基準に基づく |
| 品質についての当社の評価 | 品質の安定性を重視し、条件が合えば第一候補 | 製造元・商品を確認して選ぶ実用的な選択肢 |
| 価格 | 当社の取扱商品では、両者に大きな価格差がない商品も多い | |
| 保証期間・基本的な保証内容 | 大きな差がない商品も多いが、個別の条件確認が必要 | |
| 不具合時の保証判定 | 当社取扱品は必ずメーカーが判断 | 製造元・商品により異なる |
| 当社のコア返却条件 | 購入商品と同品番のコア返却が必須 | |
純正リビルトの供給元と特徴
純正リビルト・純正リマニは、供給元から見ると、 部品メーカー系と自動車メーカー系に分けて考えると分かりやすくなります。
部品メーカー系
自動車に使われる部品を製造するメーカー側が、再生・供給するリビルト品です。 スターター、オルタネーター、エアコンコンプレッサー、燃料系部品などに、 メーカー系のリビルト製品があります。
自動車メーカー系
自動車メーカーが、純正補修部品の体系として供給するリビルト・リマニ製品です。 代表的な取組として、次のようなものがあります。
-
いすゞ:E-PARTS
純正リビルト・リユース部品を展開しています。E-PARTSのすべてがリビルトというわけではありません。 -
三菱ふそう:純正リマニ部品
純正の再生部品として展開されています。 -
日産:ニッサングリーンパーツ
リビルト部品のほか、リユース部品も含む取組です。
メーカーごとに名称や商品区分が異なるため、個別商品の内容を確認してください。
当社が重視するのは品質の安定性
当社が純正リビルトとして取り扱う商品は、 100%純正パーツを使用して修理・再生され、 各メーカーの基準に基づいて点検・修理・検査されています。
当社が評価している点
- 純正パーツによる修理・再生
- メーカー基準に基づく点検と完成品検査
- 品質の安定性
- 純正新品より価格を抑えられる場合があること
- 使用済みコアを回収し、再生につなげられること
太田美品通商では、こうした点から、純正新品に次ぐ品質の選択肢として高く評価しています。 これは当社の取扱経験に基づく評価であり、すべての製品を一律に順位付けするものではありません。
また、メーカー系のリビルト・リマニ製品は古い乗用車だけでなく、 トラック、バス、建設機械、農業機械、船舶などでも使われています。 実際の設定はメーカー・機種・部品によって異なります。
一般リビルトの特徴とメリット
一般リビルトは、リビルト専門メーカーなどが使用済み部品(コア)を回収して再生した商品です。
一般的な再生の流れ
- 使用済みコアを回収する
- 分解・洗浄・点検する
- 必要な修理や部品交換を行う
- 再組立する
- 完成品を検査する
使用する補修部品、交換範囲、再生工程、検査方法などは、製造元・商品によって異なります。
一般リビルトだから品質が悪い、ということではありません。 適切な再生工程、検査設備、品質管理を備えた専門メーカーの商品もあります。
一般リビルトのメリット
- 価格と品質のバランスを考えて選べる
- さまざまな車種・部品で選択肢になる
- 純正リビルトの設定がない品番でも対応できる場合がある
- 純正リビルトの在庫や納期が合わない場合にも検討できる
太田美品通商で最も販売数が多いのは一般リビルトです。 当社でも、信頼できる製造元の商品を実用的な選択肢として重視しています。
価格の違い
当社の取扱経験では、純正リビルトと一般リビルトで大きな価格差がない商品も多くあります。 「純正だから必ず大幅に高い」とは限りません。
同一品番で両方の設定があり、価格・納期にも大きな差がなければ、 当社では品質の安定性を重視して純正リビルトを第一候補にしています。
ただし、価格や在庫は商品ごとに異なります。購入時の条件で比較してください。
保証内容と保証判定の違い
当社の取扱商品では、保証期間や基本的な保証内容に大きな差がない商品も多くあります。 ただし、保証条件が同じことと、不具合時の判定方法が同じことは別です。
当社の純正リビルトは、必ずメーカーが保証可否を判定
不具合の申し出があった場合は、現品をメーカーが確認し、保証対象となるかを判断します。
- 現品を返却する
- メーカーが点検する
- 不具合の原因を確認する
- メーカー基準で保証可否を判定する
当社だけの判断で、保証対象・対象外を決めることはできません。 メーカーによる点検が必要なため、一般リビルトと比べて判定結果が出るまでに時間がかかる場合があります。
一般リビルトの判定方法は、製造元・商品によって異なります。 購入前には、保証期間だけでなく、保証内容と不具合時の対応も確認してください。
価格が安い商品を選ぶ前の確認事項
同じ品番でも、商品によって価格に差があります。 安いことだけを理由に品質が悪いとは判断できませんが、価格差が大きい場合は商品内容を確認しましょう。
リビルト品は、製造元によって補修部品や交換範囲、検査内容が異なります。 外観がきれいでも、内部の消耗部品がどこまで交換されているかは見た目だけでは分かりません。
購入前に確認したい項目
- リビルト品なのか、新品なのか
- 製造元はどこか
- どのような再生・部品交換・検査を行っているか
- 保証内容と不具合時の対応はどうなっているか
- コア返却は必要か。不要なら、どのような供給形態の商品か
「コア返却不要=社外新品」とは限りません。 返却の有無だけで種類や品質を判断せず、実際の商品内容を確認してください。
購入価格を抑えても、再交換や追加の工賃が必要になれば、結果的に費用が増える場合があります。 太田美品通商では、価格に加えて、再生内容・保証・販売店の対応まで確認することをおすすめしています。
同品番のコア返却について
太田美品通商では、純正リビルト・一般リビルトのどちらも、 購入商品と同品番のコア返却が必須です。
返却するのは購入したリビルト品ではなく、 交換時に車両から取り外した使用済み・故障部品です。
見た目が似ていても、違う品番や仕様の部品を返却すればよいわけではありません。
購入商品と同品番であることを確認してください。
返却されたコアは、次のリビルト部品を再生するための資源になります。 返却方法・期限などは、次の記事をご確認ください。
どちらを選ぶか迷ったら
純正リビルト
設定があり、価格・納期などの条件が合えば、品質の安定性を重視する当社の第一候補です。
一般リビルト
製造元・再生内容・保証を確認して選ぶ、実用的な選択肢です。
純正リビルトの設定や在庫がない場合にも検討できます。
名称だけで優劣を決めず、対象商品の内容と、価格・納期・保証・適合を合わせて確認してください。
当社は、まだ使える部品を捨てず、コアを回収し、適切に再生して次の部品へつなげることも、 リビルト部品の大きな価値だと考えています。
メーカーの関連情報
商品ごとの確認について
本記事は、太田美品通商が取り扱うリビルト部品の分類・販売経験をもとに解説したものです。 メーカー・商品・再生工場によって、仕様・再生工程・使用部品・保証条件は異なります。 実際の商品選定では、対象商品の内容・適合・保証条件・コア返却条件をご確認ください。
部品の適合確認には、品番・車両情報・現品写真をご用意ください。車台番号は省略せず全桁お知らせください。
